バンコクで出産☆その3極楽?入院生活 出産後、陣痛室で休憩がてら仮眠をとった後、ストレッチャーに乗せられ、7階の産科病棟に移動。 病室はTV、冷蔵庫、食器セット、アメニティセット完備で、本当に手ぶらで来てもOKな感じ。 TVは最初、NHKが映らなかったのですが、自分で勝手にチャンネルをセットしちゃいました。 食事はタイ料理と日本料理を選べるとのことだったので、日本料理をチョイスしました。 写真はランチですが、結構おいしかったです。 でも、見てお分かりのように、この日のランチはカッパ巻きに焼きうどん。 主食ばっかりでおかずは?って感じだし、朝も甘ーいフレンチトーストにシロップ、なんてときもあって栄養管理的にどうなの? (日本では甘いものは乳管を詰まらせるといわれています。タイではあんまり気にしないのかな?) 病室に入ったのは午後3時頃だったかな? 私はもうすっかり元気! お腹が空いたのでルームサービスを頼んで、2人で軽く食事をとった後、ナーサリーからポップが病室へやってきました! 基本的に母子別室なのですが、ナーサリーは目の前にあるので、授乳時や電話すれば連れて来てもらえます。 分娩室ではろくに触らせてもらえなかったので、ほとんどこれが初対面! 抱っこも上手にできない新米お母さんだけど、ポップは一生懸命おっぱいを吸ってくれました。 タイでは新生児はごらんのとおりのグルグル巻き だんなは私の入院中、ずっと一緒に泊り込んでくれて、病院から出勤する生活。 サクラとユリの世話と、必要なものを取りに戻るために家に帰ったりもしてましたが、病室はちょっとしたホテルのようだし、私の食事をつまみ食いしたりして楽しそう。 仕事中も外回りのついで(?)にちょくちょく寄ってくれたので全然淋しくありませんでした。 だんながいないときはTV三昧。うちはNHKが見れないのですが、病室はもちろん見ることができます。 といっても、実は最初見れなかったんですよね。でも『バンコク病院でNHKが映らないはずはない!』と勝手にチャンネルサーチしたら映るようになりました。 おかげで1日中TV(NHK)三昧することができました。至福。 肝心のポップはというと、初日は初めて病室に来て、おっぱいを吸わせてみたもののまだ母乳の量が十分ではないのと、ポップもまだ上手に吸うことができないので満足せずにそのうち泣き出し、どうすることもできず、ナーサリーに引き取ってもらいました。 それ以降、おっぱいの時間のたびにポップを連れてきてもらい、病室で授乳。もちろん夜中もです。 頃合を見計らって看護婦さんが引き取りに来てくれ、多分ナーサリーでミルクを足してもらってたんだと思います。 翌日以降、授乳のたびに…というのは相変わらず変わりませんが、看護婦さんが引き取りにくるタイミングが徐々に延びて、最終的にはほぼ母子同室のような状態になりました。 『母親学級』というものに参加しなかった私は、初日から完全母子同室だったら正直パニックになっていたかもしれません。 電話1本で引き取ってももらえるし、こういう感じで徐々に慣らしてもらってよかったと思っています。 沐浴指導 あと、3日目の朝に沐浴指導がありました。 私とタイ人のご夫婦2組が参加。 2人のタイ人産婦さんは歩くのも辛そうな状態で、だんなさん支えられるようにして参加していました。多分、帝王切開での出産だったんでしょうね。帝王切開は予定帝王切開の場合、陣痛がなくって楽♪みたいなイメージがあるけど、やっぱりお腹を切るわけで、産後はすごく大変そう…。 ましてや、緊急の場合、陣痛もしっかりあっての手術になるんで、もっと大変。 私だけがものすごく元気でちょっと恥ずかしかったくらいです。 お産って、どんな手段を選んだって結局、ものすごい大仕事なんだな、すごいことなんだな、と実感しました。 タイでの赤ちゃんの沐浴は日本と違い、ドライ・バスです。 まず、赤ちゃんをバスタオル等でグルグル巻きにして、小脇に抱えるように抱いて頭を洗います。 その後、広げたバスタオルの上に寝かせて、泡立てた石鹸で首やお腹、手足を洗い、最後にお湯で流して終わり。 湯船にチャポンとつけるわけではないので「大き目の洗面器でも大丈夫です」と指導されました。 お湯も、触らせてもらったら「これってお湯?」というくらい、ぬるいものでした。 熱くて湯船につかれないタイ人と日本人の違いって、赤ちゃんのときから培われるんですね~。 ちなみにウチでは、将来温泉に入れない日本人になったらかわいそうなので、日本式に(タイのよりは)熱めのお湯にチャポンとつけちゃってます。 ファイ・オップ 自然分娩の場合、翌日からシャワー(個室に完備)を浴びることができます。 もちろん、着替えも用意されているのでパジャマ等は準備してくる必要はありません。 最初は長時間立ってるのが出産後初めてだったので、ちょっとフラフラしましたが、シャワーを浴びれてかなりさっぱりしました。 シャワーの後は、入院中びっくりした『ファイ・オップ』です。 切開したところに朝夕のシャワー後1日2回、赤外線のライトを当てるんだけど、タオルケットで覆うものの結構恥ずかしい。 だんなにも恥ずかしくて見せられなかったので、カーテンで仕切ってもらいました。 日本でもやるのかな?これ。 いよいよ退院! 入院中、産婦人科の担当医の回診が1度ありましたが、経過はいたって順調なため、それ以外は電話にしてくれました。 電話だったら費用もかかりません。やさしい先生でした、大好き! 退院の日は朝からだんなの家族がみんなでお迎えに来てくれました。 まずは、ナーサリーで今後の予防接種などの説明を受け、サンプルがたくさん入ったおまけのバッグを受け取ります。 中身は、 ■ピジョンのプラスティック製哺乳瓶 2本 ■ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビー・オイル、パウダー、液体全身ソープのセット(バッグ入り) ■ベビー・マイルドの 液体ソープ、液体洗剤、柔軟剤、食器用洗剤のセット(ビニールバッグ入り) ■ホームの液体洗剤、柔軟剤、食器用洗剤のセット(ビニールポーチ入り) ■雪印の粉ミルク350g缶(合皮バッグ入り) ■おへそのケア用品 あと、様々なリーフレット、これが男の子ならブルーの、女の子ならピンクのバンコク病院オリジナルのキルティングのバッグに入っています。 プラス、バンコク病院のロゴ入り肌着と帽子、ミトン靴下、バスタオルもいただきました。 そのあと、4Fの会計でパッケージ超過1泊分の清算をして(パッケージ2泊3日分は前日に部屋で清算済み)、いよいよ退院です かご台車に荷物を乗せ、私は車椅子。エレベーター前まで看護婦さんがポップを抱っこしてくれましたが、そこから私が抱っこ。 車椅子なんて恥ずかしいくらい元気だったけど、今日からいよいよポップとの新生活がスタート! 不安もちょっぴり、でもちょっと誇らしい気持ちで病院をあとにしたのでした…。 ホームへ このページのトップへ 2005.9.5. |